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心の病を治す

2017.9.15 リーディング No.15263

質問うつ、統合失調症、強迫症、ひきこもり、自律神経失調症など、心の病に罹(かか)る方が大人でも子どもでも増えてきている現状です。どのように捉え、治したらいいのでしょうか。ONEの観点からご教示ください。

ソース:心の病に罹った場合、一般には病院を訪ねます。そして医師の診察を受け、病名が付けられます。それによって治療の方針が決まり、薬が処方されます。このように現代の日本においては、心の病気に罹った場合、医師の診断を受け、病名が付けられ、それに応じた薬が処方されるという薬物療法が主となっています。このような現状や取り組みを、全面否定はしません。それなりに意味と効果と必要性があるからです。

ただ本来、心と肉体とは別次元のものなので、心の病に罹って薬を摂っても、薬は肉体にだけ作用し、23日で体の外に排泄されるだけです。心にまでは薬は届きません。「一時麻痺させ楽にさせる」という対症療法に過ぎず、根治療法にはなっていません。本当には治していないのです。心と肉体は関連はしているものの、基本的に薬は物理的次元、身体的次元に作用を及ぼすのみです。心が病である以上、心にじかに働きかけることが必要です。

また、心と、環境やその人の現状とは深く関連しています。それゆえ、環境や本人の現状を見直して調整したり、改善することが必要になってきます。また薬は、一時麻痺させるだけで、本当に治していないだけでなく、副作用が伴います。それゆえできるだけ速やかに、本当の治療に向かわせることが必要となってきます。

では、ONEという本来の観点から見て、心の病をどう捉え、どのように対応したらよいのでしょう。どのようにしたら心の病から解放され、健康で楽になるのでしょう。そこで、7つのキーワードが与えられます。「希望」「慰め」「理解」「カウンセリング」「実現」「祈り」「愛」、これらの7つです。以下に、これらの7つの一つひとつを解説していくことにしましょう。

まず、「希望」についてです。希望の反対は絶望です。「希望が失われる」「元気が出ない」「不安だ」「迷いがある」「生きる甲斐がない」このような絶望、あるいは失望、あるいは失意、これが心の病の特徴としてあります。そこで、本人が希望を見出せるようにさせてあげることが、必要となってきます。現状の本人として可能な、現状の本人に合う、無理のない、実際的な希望です。小さくてささやかなことでも良いのです。本人に合い、本人に相応しい、励みとなる、将来の目標や楽しみです。

希望があれば、それに支え導き育てられて生きていけるだけでなく、生きる力と活力がみなぎってきて、次第に本来の自分を取り戻していけます。このことのために今を耐え、将来を楽しみに、今するべきことに取り組めるようになるのです。人間は「意味」で生きています。今生きる意味と理由、自分の存在理由と生きる目的、生きる意味です。それが見出せることが大事です。自分には生きる価値があり、目的もある。このように希望が生きる上で欠かせません。それが失われたり見失われている状態が、心の病です。元気が出ないのです。そこで、本人が希望を見出せるようになることが役に立ちます。

すぐに見つからなくても諦めず、くじけず、信じて気持ちを落ち着けて、希望が見出せるように取り組んでいくことです。周りの人たちも、そのことで助けてあげたり協力してあげて、信じて見守り、応援してあげてください。すぐに希望が叶わなくても、手応えが出てきたり、そのことが楽しみになったり、今を生きる支えになると良いのです。あるいは、希望に導き育てられていくと良いのです。

人はある事のために頑張れます。何の意味も目的も理由もないと、「なぜ今これをしなければならないのか」、その意味を見出せないと元気が出ず、迷いの中に留まります。そうすると生命力が出てこないので、心の病に罹りやすいです。

2点目は、「慰め」です。「楽しみ」「趣味」と置き換えてもよいことです。その時の自分に合う、慰みや楽しみや喜びを与えましょう。食事でも良いし、旅行でも良いし、スポーツでも良いし、歌を歌うことでも良いのです。自然との触れ合い、ペットを飼う、家族や友だちとおしゃべりをしたり食事をしたり、お茶を飲む。自分が好きな品物を買って、自分にプレゼントしてあげる。家族や恋人と共に過ごす。異性とのお付き合い、自然散策、ショッピング、何でも良いのです。自分のためにも人のためにもなる、害のない、明るく健康的な趣味や楽しみです。音楽を聴いたり映画を見にいったり、ハイキングをしたり、友だちとケーキを食べにいっておしゃべりをする。家族旅行に行く。スポーツを楽しむ。何でも良いのです。

自分を損ねたり低めたりしない、そして人をも困らせない。明るく健康的でその時の自分に合う趣味や楽しみを持ちましょう。これによって現状が支えられ、目標達成まで進んでいけます。好きなテレビ番組を見ることでも良いし、もちろん読書も良いのです。何か没頭できて、自分がリフレッシュすることが良いです。

このように2点目は、その時の自分に合う慰めを持つことです。小さなことでも軽んぜず、それを支えや励みにして日々生きると良いです。ちょっとしたことで喜べて、気持ちが和らぐことが良いです。それを楽しみや目標や支えにして、日々生きることです。これは単なる逃避とは言いません。今を持ちこたえ、張り合いや喜びになることなら、良いことなのです。心の病を治すためには、長期的に取り組む場合が多いからです。

また、心の病になったことで人間的に深まり、カルマを果たし、成長し、将来への備えにもなっていることに気づきましょう。心の病に向き合いすぎるのも良し悪しです。長期的に柔軟に、生活の中に潤いや喜びや充足を、うまく取り入れましょう。これが2点目の「慰め」です。車が好きな人は車を買って、ドライブをするのも良いのです。人それぞれです。今の自分がしたいことでできることを、自分にさせてあげましょう。

3点目は、「理解」です。「悟り」「気づき」と言っても良いです。魂が目覚めると悟りが生じます。すると楽になる。自分がどういう状態であり、なぜこのような状態になったのか。物事の本当の意味や理由を理解し、それによって納得し、現状や事態を認め、受け入れられるようになること。本当のことがわかれば、納得安心し、気持ちが和らぎ落ち着けます。「そういうことだったんだ!」という悟りです。

教えを学ぶことで物の道理を理解し、自分という存在や自分の人生目的、試練の理由や試練の起きる意味と目的、自分の前世やカルマ、世の中を動かしている法則や運命の法則、そういった物の道理を、教えを学ぶことで理解することが役立ちます。そのために「教え」を学んだり、教えを個人に即して説く「リーディング」が効果的です。リーディングは本当の理解へと導き、本人に悟りを与えます。

「そうか。そういうことだったのか」「それならわかる。それならこれまでの体験や現状を認め、受け入れられる。むしろありがたいくらいだ」「この中で自分は生きていこう」「全て無駄なことはなかったんだ」「本当の失敗もないんだ」「自分のことも人のことも責める必要はなかったんだ」「何か安心し、うれしくなって元気になってきた」「こういう自分として生きていこう」このように思えてきます。そうすると立ち直ってくるのです。その結果心の病も、自ずと和らいでいきます。カルマも解消していきます。

心の病に罹る方のほとんどが、何かショッキングなことがあったものです。「そのショッキングなことがなぜ起きたのか」「自分とは何者なのか」。そういうことが本当にわかると、解消していき、楽になるものです。ショッキングなことの基にある、カルマも解消していきます。「真理は人を自由にする」のです。また、周りの人たちも、本人がどういう状態にあり、どういう気持ちでいて、どのようにしてあげたらよいのかを理解してあげることが役に立ちます。

本人自身が物の道理を理解し悟るだけでなく、周りの人たちも本人のことを本当にわかってあげることで、協力的になってあげられるし、本人としても「周りの人たちから本当にわかってもらえた。受け入れてもらえた、うれしい」、そのように感じられて、楽になっていきます。イエス・キリストの場合は、その典型でした。相手の人のことを本当にわかって受け止めて、良くしてあげたのです。そうであったからこそ、「救世主」と呼ばれたのです。

人というのはほかの人たちから「この自分のことをわかってほしい」「わかった上で、認めて受け入れてほしい。そして良くしてほしい」という願いがあるのです。神さまは正しくそのように人間にしてくださるので、ありがたいのです。そのことに気づいて、周りの人たちもできるだけ心の病に罹っている人に対して、よくわかって受け止め、良くしてあげること。そうすると本人は、「わかってもらえた」「受け入れてもらえた」「評価してもらえた」「ありがたい」「うれしい」「報われた」、そのように思って、立ち直っていきます。癒されて元気になるのです。

このように「理解」ということの場合、「本人が本当のことを理解する」ということと共に、「周りの人たちも本人のことを本当にわかって受け止めてあげる」という「理解」の側面も含まれます。人間には心だけでなく頭もあり、頭と心は関連しているので、心が癒されるために頭で学び、本当のことを理解すると心まで楽になり、癒されていくのです。

そうであるからこそ、神さまは教えを与えてくださるのです。「ONEの教え」です。そのため、ONEの教えを学ぶと心までが楽になり、感情の動きも変わり、楽になって立ち直っていけるのです。

4点目は、「カウンセリング」です。これは「理解」とも関連しています。本人の周りの人たちの中で、本人のことを本当に思って、相手してあげる人がいるといいのです。本人はたいてい心が詰まってます。鬱積してます。それで本人の話の聞き役になったり、引き出し役になってあげると良いのです。本人の相手役を務めてあげる人が助けになります。その中で本人の心が解消し、話しながら自分の中で心が整理されたり、気づきも得られます。話しながら自分でいろいろ気づけたり、また相手の人からいろいろ言ってもらって励まされたり気づいたりして、心が調整され楽になり、解放されていきます。

多くの場合、本人にしゃべらせると治ります。その聞き役になってあげるのです。ただ聞くだけでなく、本当に相手の気持ちを感じ理解してあげることです。そしてそのまま認めて受け止めてあげることです。このように4点目は、「カウンセリング」です。多くの場合、本人にしゃべる機会を与えてあげれば治るのです。

5点目は、「実現」です。「本人の願いごとが叶うこと」「自己実現すること」「使命が達成されること」まずは自分の使命に気づき、使命が行える見通しが立つこと。そして周りから認められ、評価され、求められ、自分を発揮し、周りのお役に立つ機会が開かれてくること。このようにして自分を取り戻し、本当の自分になり、自分を発揮することで、周りから評価され、大切にされ、愛される。そして周りの人の役に立って喜ばれていく。これが「実現」です。

まずは、「願いごとが叶う」こと。例えば、「恋人ができる」「結婚できる」「子どもが授かる」「やりたかったことが仕事になる」「学校に合格する」「資格を取得できる」「ポジションを与えられる」「家を持てる」「借金が返済できた」「病気が治った」「友だちと和解できた」「新しい友だちができた」。このように気になることが解決したり、願いごとが叶えられる。さらには自己実現し、なるべき自分になっていける。

まずは、「なるべき自分になれる」見通しが立つ、道が開かれてくること。先ほどの、「人間は意味で生きている」「希望が大切だ」ということと関連しています。「実現」こそが、一番の心の病の薬なのです。「この人は病気である」「問題がある」。場合によっては「劣っている」「大した人ではない」。そのように見なされるだけで、気が萎えてしまい、治りにくくさせてしまっています。病名が付けられると、如何にも自分が病気で、問題があるように見えて見劣りがし、全く効果的ではないのです。不安や焦りが募ります。

もっと自分の良さに気づき、肯定的建設的に取り組むことが、明るく元気にさせ、自分を取り戻させる道です。自分本来の良さを取り戻すこと。そうすると、気づいたら治っているのです。そのほうが本当であり、人間に合う取り組ませ方です。病気だと見なして、それを治させようとするのは、人間の造りからして合っていないのです。あまりうまくありません。

もっと本人を信頼し、尊び、可能性を見ていってあげて、前向きに方向づけてあげるのです。そして無理をさせず、時間をかけて信じて見守り、支援してあげると良いのです。自分でも自分を認め、自分を信じ、自分を育てていくのです。周りの人もそのように肯定的に見て、ケアし、関わってあげるのです。そうするとうれしく元気になり、いい意味で自負心や自尊心も満たされ、自信がついて立ち直って、本来の良さが性格面でも能力の面でも発揮され、気づいたら治っているのです。それが本来の治し方です。

6点目は、「祈り」です。人間は本質の所で霊的存在です。人間の生命の本質は魂です。それゆえ、魂の所に自分を戻して、自分を取り戻すかのように素直になって、神さまとの関わりで、神さまのご助力と愛を頂くことで悟り、真に癒され、元気になって立ち直っていけます。カルマも解消していき、自分の長所も短所も自分でわかってきます。「なぜこういう状態になったのか」も自分で悟れて、これからの身の振り方もわかってきます。状況の改善にも少しずつ取り組むし、周りの人にも協力してもらうと良いのです。

霊的世界があり、人間は本来霊的存在なので、神さまとの関わりで祈ることで、真に癒され、悟り、回復していくのが人間です。それゆえ6点目として、「祈り」があります。早い話、薬を摂っているより、祈っているほうが治ります。

7点目は、「愛」です。愛こそが特効薬であり、万能薬です。愛と理解に基づくケア、労り、優しさです。自分でも自分に愛を与えてあげる。周りからもふんだんに、愛を素直にもらう。根本の所で神さまからの愛に気づき、神さまからの愛に素直になって頂く。また自然万物からの愛も頂く。人はさまざまなつながりの恩恵で、生かされて生きていけます。お互い様です。

愛がもっとも必要で効き目があります。自分に愛情を注いで労り、本当に自分を愛して好きになってあげること。自分を信じてあげること。人と比べたり競争しないこと。自分の人生をかけがえのないものと見なし、一般的な歩みとか常識とか、ほかの人とかを意識せず、自分ならではの人生の歩みを認め、大切にし、こういう自分として自分の歩みを大切に、生きていこうとするのです。そしてちょっとしたことでも素直に喜び、評価し、それを励みにまた取り組むのです。

自分としての人生で良いわけです。一般的である必要はないのです。また、生まれ変わりの法則に気づくことで、カルマや今世生まれてきた目的や取り組むべきことも知られてきます。そうするとよくわかり、納得でき、これまでの歩みや現状や自分の状態を受け入れられ、そういう自分として周りを意識することなく、自分のユニークさを大切に、自分としてのささやかな生き方ができるようになっていくのです。

かけがえのない自分とその人生の歩みに気づき、ささやかなことを大切にして喜び、自分として生きていってください。そしてちょっと叶ったことを喜び、それをまた励みに、生きていってください。何かの実績を上げて初めて価値が認められ、生きるに値する存在となれる。そのように一般に見られがちですが、そういうことではないのです。それぞれの人に価値があり、人と人とは比べられません。生きているだけで尊く、それ自体に価値があるのです。

これまでの自分の歩みを十分認め、自分独自の歩みを愛し、大切にして生きていってください。今取り組んでいることが必要で、そこにこそ意味と目的があるのです。プロセスを大切に、信じて落ち着いて安心して、その時その時命を体感して過ごしてください。そして次第に自分が取り戻され、余裕が出てきたら、周りにも目を向け、自分を発揮して、ほかの人を助け喜んでいただくと、またそれが自信と喜びと張り合いになっていくことでしょう。

たとえすぐにそうならなくても、すでに価値があり、生きている意味があります。自分を肯定的に見て、優しく、自分と関わってあげましょう。そうなってくるとほかのどんな人のことも理解し、大目に見てあげられ、優しい人になれることでしょう。そのように自分の魂は願っています。

自分を取り戻し、本当の自分になっていく道。それが癒しの道です。これからもこのような自分を生きていきましょう。

(ありがとうございました)〈了〉

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Reader:ヨハネ・ペヌエル

浅野 信
新時代がすでに始まっています。このコーナーでは、ARIのオリジナル・リーディングのうち、時事の問題や未来予測に関するものを特にピックアップして掲載しました。

目的は、新時代の留意点を述べ、その方向性を示すことです。内容には、いわゆる「予言」も多少含まれています。

「予言」と言いますと、世間一般では、どうしても暗くて恐い、人々を威嚇するような否定的予言が多いのですが、真の予言はそうではありません。

私が世に示したいのは、希望の指針です。“どうなるか”という予測や透視的診断よりも、“どうなると良いのか”、“そのためにはどうすると良いのか”といった対策です。さらには、その際の心構え、知恵、それ以上に思いやり、配慮の大切さなどについてです。

これは難題や厳しい現実に目をつむったり、軽く捉えることではありません。むしろそれらをさえ生かす方向で意欲的に取り組むことへのお勧めです。

今のような難しい大事な時世に、このメッセージ・リーディングをご自身のため、また愛する大切なご家族、友人、さらには社会のために、どうぞご活用ください。