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魂の家族

2018.9.14 リーディング No.15689

質問魂の家族についてご教示ください。

ソース:一般に「家族」と言えば、当然のことのように血縁関係による肉親の家族を指して、そのように言います。そのことに間違いはありません。ただそれは、物的肉体的なレベルでのことです。現世的な家族です。しかし人間には、肉体ばかりではなく心や魂があります。そのことに気づけば、「肉体の次元における家族」があるように、「心の次元の家族」、さらには「魂の次元の家族」もあることが見えてきます。

「心の次元の家族」とは、「友だち」と言ってよいでしょう。特に親友は、かけがえのない家族のような存在です。また、家庭があるように、自分の心が属するグループや団体、広くは国家、地域などがあり、それらが心の家庭と言えます。さらに、「魂の家族」もあります。それは、人間の本質を成す魂の所での家族関係です。魂に目覚めれば自ずとそのことがわかり、わかるだけでなく、魂の次元での家族愛が発揮されるようになり、その人の周りには魂の家族が形成されていきます。家族は連帯意識があり、愛がその基にあります。

イエス・キリストは人々を本当の愛に目覚めさせるため、魂の家族へ向けて、肉親の家庭から心の家庭を経て、魂の家庭作りへと人々を導き育てました。その際、肉親の家族関係が、本当の愛である魂の家族に向かう上で支障を来すと見て、肉体上の家族関係を否定しました。そのぐらい人は血縁関係の家族愛に留まりがちだということです。それが障害となって、本当の愛の家族関係を形成することを困難にすることを、主は痛感していました。そのため、家や家族を捨てることを説いたのです。当時の時代状況としては、やむを得ない手段と道だったでしょう。

それで今でも、その主のお言葉を忠実に守るべく、出家主義のカトリック教会や修道院が、世界中のあちこちに設けられているのです。ただそれは、極限られた人だけに許されたことです。もし世界中の人の全てがそのようにしてしまったら、人類は絶えてしまいます。また、そのような道を誰でも歩み通せるものではありません。険しい道のりです。また、それは本当の理想とは言えません。イエス様はあの時代状況に合わせておっしゃったのです。

また主ご自身、当時の時代にあっても、全ての人に家や家族を捨てて独身を貫くことを勧めたのではありません。実際、第一弟子のペトロは結婚し、家族を持っていました。主ご自身や洗礼者ヨハネは独身のまま使命を全うしましたが、主に従う多くの者たちはそうではなく、一般的な家庭を持っていました。パウロは生涯独身でしたし、十二弟子は、ヨハネ以外は殉教しました。それは主の教えに従ったこととも言えます。その時代の限られた人たちは、いわば選ばれた人たちだったため、それに耐えられたし、そのことが求められてもいたのです。「それらの人たちが土台となって、キリストの愛の礎(いしずえ)が、地上に築き上げられた」と言えます。

ただ、現代の日本の時代状況にあって、そのことは実践するのに非常に困難であるばかりでなく、理想的とも言えません。もし主が、この現代の日本に肉体をもって現れたとしたら、福音書の内容と同じことを説くとは限りません。むしろ時代状況や人々に合わせて、説き直すことでしょう。それこそヨハネ・ペヌエルが今行っていることです。元の精神は変わらないにしても、人々や時代状況に合わせて説くはずです。しかし、主ご自身はもはや肉体をもってやって来られません。ローマ帝国の時代に、その使命を完成されたからです。それで、キリストの精神をこの現代において説き直す必要が出てきて、キリストの最もそばにいたヨハネが転生してくる必要があったのです。

仏教でも、初期仏教と部派仏教では、出家が基本的な形でした。今でも南方の上座部の仏教ではそのようになっています。もともと仏教は出家なのです。しかし、それだけでは一般の人たちが恩恵に浴することができません。そこで大乗仏教運動が始まったのです。それと同様に、キリスト教においてもカトリックだけでは限界があるので、プロテスタントが始まったのです。そのため、カトリックの神父やシスターは独身ですが、プロテスタントの牧師や信者の人たちは結婚が認められ、必要最低限の規則を守れば、後は一般の人のように生活することが認められています。仏教においても同様になっています。

日本では最初から在家の大乗仏教でした。特に聖徳太子がその方向づけとなりました。さらに鎌倉時代に至り、親鸞が家庭仏教の道を切り拓きました。僧侶として公然と肉食妻帯をしたのは、親鸞が初めてです。親鸞は日本の家庭仏教の始まりとなった人物です。それに見習うかのように、仏教の他の宗派も全てそれ以降、僧侶は妻帯するようになりました。それでお寺を守るような世襲制が一般的になりました。

現代においての理想的な道行きは、肉親の家族関係や家庭を否定して壊すことなく、しかし身内の家庭の愛に留まることなく、身内の家族愛を踏まえ、それと同様の家族愛を、身内以外の人にも感じられ、そして実践できるように進んでいく道です。まず、家庭を天国にしましょう。ONEの教えを学ぶ一人ひとりが、まず自分の身内の家族を愛し、大切にし、うまくやっていけるように心がけるのです。それによって自分の住んでいる家を天国のような場にするのです。家庭を天国にする。これがONEの学びの第一目標です。その礎は、自分を愛し大切にするということです。

自分を愛することは悪いことではありません。自分だけを愛して人を愛さないということがエゴであり、それはいけません。しかし自分を愛すること自体は悪い事ではなく、むしろ必要で大切なことなのです。実はエゴというのは、自分を愛しているようでいて、自分のためになっていないので、全く自分を愛していません。一見するとエゴというのは、自分を愛しているかのように見えますが、結局のところ自分の事だけを思って人を思わないことによって、自己矛盾に陥り、結果として人のためにも自分のためにもなっていないのです。人の愛にはいろいろな形があります。利己的な愛であるエゴもその一つの形です。

ほかには、人のことも自分のことも信じられず、人に無関心だったり、人を憎んだり妬んだり、そして自分のことも自虐的に虐待したり、そういうように陥ってしまっている人もいます。愛の、まだうまくいっていない残念な形であり、愛が育成されていく上での、一つのプロセスです。主が言われたように、「自分を愛するからこそ、人のことも愛することができるようになる」のです。理想は、自分のことも人のことも同じくらい愛し、大切にするという道です。神さまのことも自分のことも、そして誰のことも。さらには自然万物の全ても大切にし、愛し、良くしてあげるということが本当です。これが「ONEの愛」です。全き愛。

それに向けてまず、各自、家庭を天国にしてください。たとえすぐにそうならなくても、このことを疑ってその取り組みを止めず、一方ちょっとでもうまくいった時は素直に喜んで評価し、それを励みにまた取り組むことです。

最近は一人暮らしの人が増えてきています。その場合は自分を愛し、大切にすることとほぼ同じ事として、「家庭を天国にする」ということに取り組むことになります。また、今は一人暮らしの人でもかつては両親であるとか、兄弟姉妹であるとか、祖父母であるとか、ほかの家族と同居していたこともあったことでしょう。それを思い出して今でも大切にしたり感謝すると良いのです。また、霊的には今でも家族がいるわけです。肉体をまとってはいなくても。それゆえ、家庭を天国にするという場合、精神的霊的な面まで考慮すれば、肉体的には一人暮らしの人でも、ご先祖さんや、すでに他界した家族も含めての「家庭を天国にする」ということに取り組むことになります。

そしてそれがある程度出来てきたら、今度はそこに甘んずることなく、家族愛から同胞愛へ向かっていくのです。全ての人を魂の兄弟姉妹と見なして考慮し、仲良くやっていけるように心がけ、努力するのです。たとえそれがすぐに叶わなくても、その取り組みを諦めて止めないことです。また、その観点でお互いに裁き合わないことです。

理想は、人や自分を測り裁くための基準ではなく、目標であり、一人ひとりを育て導く原動力なのです。理想をそのようなものとしてください。理想の所に日々献身することで、理想とのつながりが出来、理想のほうに導き育てられ、ついには理想が実現します。神さまもご支援くださいます。同胞愛はまず、自分の属する友だち関係やグループや会社、さらには地域社会から目指しましょう。家庭が天国になったら次は、友だち関係やグループの中や会社の中が天国になることを目指しましょう。

ARIはそのための実験場です。ONEの教えがあるなら、ONEの教えを学び、実践し、身につけ、そして実現するための場が必要です。それがARIです。たとえすぐにONEの教えのとおりに、ARIというグループの中が天国のようにお互いに仲良くなれなくても、動揺して諦めずに、少しずつでもその方向で取り組み続けることが大事です。そのような取り組みを神さまは、尊んで応援してくださっておいでです。

たとえすぐに学んでいるONEの教えのとおりにならなくても、育て導かれていくプロセスが、一人ひとりには必要なのです。神さまはそのことをよくご存じの上で、ONEの学びの人たちのグループとしてのARIを温かく、信じて見守って応援してくださっています。それゆえ、ONEを学ぶ一人ひとりもそのことに気づいて、自分のことも仲間たちのことも、信じて温かく見守って応援していってあげてください。

こうして肉親の家族愛から心の友愛を経て、魂の家族としての同胞愛へと向かっていきます。目指すは、根源神を親とする地球家庭の実現です。そこには自然万物も家族として含まれます。この場合、グループの中に身内の家族も含まれるということは理想的です。そうすると家族愛も、グループの友愛も、地球家族の魂の同胞愛も、同時に育成されていきます。

心の次元の家族が友だち関係だと、先ほど述べられました。そして魂の家族は、ONEを学ぶ仲間たちのARIというグループとして典型的に現れています。これを足がかりにして、それが地球全体に波及するように働きかけるのです。ONEの教えによると、親は創造主である根源の神さまです。そして世界人類全て、72億人ほどの人たちは、根源の神さまを親とするその子どもたちです。それゆえ72億人ほどの世界中の人たちは、全て同胞であり、同じ親の下で生まれた兄弟姉妹の関係にあります。一人も例外ではありません。全ての人が神の子です。宗教や人種や国家や見解、主義などを超えて、全ての人が同一の親のもとでの兄弟姉妹の関係です。これを地球上にそのまま実現させることが、ONEです。

わかりやすく言うと、自分より年上の男性はお兄さんです。自分より年下の男性は、全て自分の弟です。自分より年上の女性は、全てお姉さんです。自分より年下の女性は、全て自分の妹です。これは自分の身内を始め、世界のどこの人についても当てはまります。つまり、自分の肉親の母親は自分のお姉さんです。自分の肉親の父親は、父親と言うよりお兄さんなのです。典型的なお兄さんとは、主イエスです。理想的なお兄さんです。この場合、イエス様と自分との年齢差は関係ありません。イエス様は弟ではなく、お兄さんなのです。全ての人にとってです。

魂の家族ということで、魂に目覚めれば自ずと、「根源の神さまが魂の親であり、人類は全て皆、兄弟姉妹だ」という意識に目覚めます。どこの国のどんな宗教の人でも、人種や民族や国籍や宗教や主義の違いに関わらず、全ての人が兄弟姉妹です。広げれば、人々同士だけでなく自然万物全てが自分の同胞であり、兄弟姉妹です。植物でも動物でも。岩石でも、土や水でも、自分の兄弟姉妹です。これがONEの目覚めです。そこからONEの大きな愛が出てきます。無条件の愛です。

親であられる神に愛されていることに気づいて、お互いに愛し合うこと。これが『ヨハネによる福音書』に出てくる「ONEの愛」です。親である神さまに愛されていることに気づいて、お互いに愛し、認め合い、愛し合い、相手に良くしてあげること。このような魂の家族を形成していくことが、ARIの目標です。それによって理想社会が実現してきます。このことが宇宙創造神の願いであり、ご経綸です。

この大目標を諦めることなく、また軽んずることなく、今いる所から着手しましょう。そしてちょっとでもうまくいったら、素直に喜び、それを励みにまた取り組みましょう。このことは自分で自分を育てること、また人のことも見てあげて育ててあげることを意味しています。愛の成長が一人ひとりを育てることだからです。これがONEの学びです。このことに現状から楽しく、その時その時で自分に素直になって、取り組んでいきましょう。神さまがそのことを喜ばれ、受け取ってくださって、応援し、神さまのご支援を頂いて進んでいけることでしょう。これは輪廻転生の目標にもなっていることです。

「天にあるごとく、この地上においても平安がありますように。この地上にも一つの地球家族が形成されますように」

そのために、一人ひとりがその一助となっていってください。それが使命です。それによって成長し、カルマが解消し、生まれてきた目的が遂げられます。現実にも成り立たせていただけて、幸せになれます。

(ありがとうございました)
〈了〉

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Reader:ヨハネ・ペヌエル

浅野 信
新時代がすでに始まっています。このコーナーでは、ARIのオリジナル・リーディングのうち、時事の問題や未来予測に関するものを特にピックアップして掲載しました。

目的は、新時代の留意点を述べ、その方向性を示すことです。内容には、いわゆる「予言」も多少含まれています。

「予言」と言いますと、世間一般では、どうしても暗くて恐い、人々を威嚇するような否定的予言が多いのですが、真の予言はそうではありません。

私が世に示したいのは、希望の指針です。“どうなるか”という予測や透視的診断よりも、“どうなると良いのか”、“そのためにはどうすると良いのか”といった対策です。さらには、その際の心構え、知恵、それ以上に思いやり、配慮の大切さなどについてです。

これは難題や厳しい現実に目をつむったり、軽く捉えることではありません。むしろそれらをさえ生かす方向で意欲的に取り組むことへのお勧めです。

今のような難しい大事な時世に、このメッセージ・リーディングをご自身のため、また愛する大切なご家族、友人、さらには社会のために、どうぞご活用ください。